ソロモンOCR
PDAのバーコードスキャナで文字をスキャン&入力するプラグイン・ソフト
「ソロモンOCR」はHoneywell製PDAでの文字入力を、端末に搭載しているバーコードリーダーのスキャンで可能にするプラグイン・ソフトです。日本市場特有のフォント(明朝体・ゴシック体等)に対応しているため、さまざまな業種・利用シーンでお使いいただけます。
バーコードリーダーを使用したOCRは、ピント調節や画素数がないため高速で文字を認識します。忙しい現場で手ブレを気にすることなく、作業が行えます。
動画で見る、世界最高レベルのOCR読み取り技術
- あらゆる文字を瞬時に読み取り!
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通常のバーコードスキャナでは読み取ることができなかった日本特有の印刷フォント(ゴシック体や明朝体など)を、Xenonシリーズの高分解能とソロモンOCRの文字認識性能により、高速・高精度で読み取ることが可能です。
伝票やダンボールに印字された文字、マイナンバーカードなどの本人確認書類といったさまざまなフォント・フォーマットに対応しています。バーコードの読み取りと同じ感覚でスムーズに読み取り作業が行えます。
- オフィス・製造・医療、あらゆる現場に対応!
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2011年のリリースから国内外で数多く導入されているOCRソフトです。現在もアルゴリズムの更新は続けられ、オフィスや製造現場、医療施設や物量倉庫といったさまざまな現場で使われています。
読み取りの精度はアルゴリズムの更新のほか、専用のOCR設定ツールを使うことで高めることが可能です。現場の数だけOCRのフォーマットは異なるため、設定を細かく調整することで、桁落ちや誤読の発生を抑えます。
特長
さまざまなフォントに対応| 手入力が不要に
バーコードスキャンと同じ感覚で、印刷されている文字を読み取ることが可能です。
明朝体やゴシック体といった汎用的なフォントから、帳票などに用いられるOCRフォント、ダンボールに直接印字されたドット文字など幅広いフォント、フォーマットに対応しています。
読み取り可能なフォントの一例はカタログに記載しております。
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かんたんデータ編集|読み取ったデータを編集して出力
読み取った文字データの一部を抜き取ったり、置き換えたりして、編集したデータを出力することができます。
従来はシステム側で変換されるように設定する必要がありましたが、ソロモンOCRは簡単な設定をするだけでご利用中のアプリケーションに合わせたデータを取得できます。
特殊フォントに対応|進化した「SolomonOCR USER FONT TEACHING」
高度な形状認識技術により、あらかじめ「形状登録」することで、特殊フォントやロゴといったイレギュラーなフォントが読み取れるようになります。
独自のフォントが使われた帳票などに対応できるため、利用シーンが広がります。
安心の実績|全国で1万9000ライセンス導入!
2011年にリリースされて以降、国内外でソロモンOCRを搭載したバーコードスキャナは約1万9000台を越え、オフィスや官公庁、工場、空港などさまざまな業種・業態でご利用いただいています。(2020年2月現在)
10年以上に渡り培ったOCR読み取り技術のノウハウと、豊富な導入実績で安心してお使いいただけます。
利用シーン・使い方
- 物流・EC倉庫:
ダンボールに印字された賞味期限やロット番号 - PDAでキーボード入力していた賞味期限やロット番号、製造年月日などをOCRで読み取り、オペレーションのミスを防止します。
人的ミスが発生しやすい入力作業にOCR技術を用いることで、ミスだけでなくスタッフの精神的な負担も低減します。
- 病院・薬局:
パッケージに印刷された医薬品の使用期限 - 医療業界で使われているGS1-128コードの読み取りと併用できます。
また、バーコードデータの出力をリーダー側で編集することで、必要なデータのみを出力することが可能です。
- 事務・役所:
書類の管理番号やマイナンバーカードの登録 - オフィス業務において、郵便物やマイナンバーの確認、入力は大きな負担です。
ソロモンOCRを使うことで入力時間を大幅に短縮することができます。正確性も向上するため、結果として作業品質が上がります。
- 製造・組み立て:
かんばんに印刷された帳票番号 - バーコード化されていない帳票番号などをOCRで読み取り、入力することができます。
目視かつ手入力では時間がかかる作業をソロモンOCRが代行します。
ソロモンOCRの設定
専用のOCR設定ツールを使うことで、桁数や文字列のパターンといった読み取り設定が可能です。現場の数だけ読み取りたいOCRの設定は異なります。この設定を細かく調整することで、桁落ちや誤読の発生を抑えます。
対応端末
- PM84あらゆるビジネスシーンに対応する、コストパフォーマンスに優れたスマートデバイス
- CT30XP HC医療現場に向けた、軽量、薄型なAndroid搭載ハンディーターミナル
- EDA10A軽くて堅牢性に優れ、最新のスペックを詰め込んだ、幅広いシーンに対応できる業務用Androidタブレット
- EDA51K最新の機能を搭載しつつ、堅牢性も兼ね備えた、キーボード搭載のエントリーモデル
- CT40HCモバイル電子カルテに最適!世界で使われているCT40のヘルスケア向けタイプ
- EDA5S超薄型・高堅牢を実現した次世代のマルチデバイス
- CT45XPCT40をベースに性能・堅牢性を高めたハイクラスなAndroidデバイス
- CT30XP薄型・軽量でデザイン性にも優れたエンタープライズクラスのAndroidデバイス
- CT60XPCT60シリーズをベースに性能・耐久性・操作性をパワーアップさせたAndroidスマートデバイス
- CT60NICML国内防爆規定認定!屋内・屋外問わず運用できるタフネス仕様のAndroidスマートデバイス
- CK65CSマイナス30℃の冷凍倉庫でも使用できる高性能&高堅牢なAndroidハンディターミナル
- CT40業務用とは思えないコンパクトなボディに、様々な機能を集約したSIM対応のAndroidスマートフォン
- CT60Android OSを搭載し、トップクラス堅牢性と気密性で使用場所を選ばない業務用スマートデバイス
- CN80最高クラスのスキャンエンジンとCPUを搭載した、高堅牢Androidハンディターミナル
- EDA51Android OSと高性能CPU、最新バーコードエンジンを搭載した、SIM対応の業務用スマートデバイス
- EDA71スマートなデザインに業務で求められるハイスペックな機能を集約したAndroidタブレット
- CK65用途に合わせてカスタマイズできる、高性能&高堅牢なAndroidハンディターミナル
ソロモンOCRの名前の由来
ソロモンOCRという名前は、古代イスラエルを治めていたソロモン王が大天使ミカエルから受け取ったとされる指輪、通称ソロモンの指輪(King Solomon’s Ring)から取って名付けられました。
その指輪はさまざまな効力があったとされ、そのうちの一つに【身につけることで動物の言葉が分かるようになり会話ができる】といった話が古典に記されています。
このような神話から、ソロモンOCRは一度印刷されてしまったことでパソコンのデータとして使えなくなってしまった文字を「パソコンが使えるデータとして復活させる=パソコンと会話する」という想いをもとに命名しました。